DVDをiPhoneに取り込む流れを解説

無料でDVDからiPhoneに取り込みには、あらかじめ準備しておくものがあります。

  • PC
  • DVDリッピングソフト
  • iTunesやiCloud

<DVDをiPhoneに取り込む流れ>

  1. DVDリッピングソフトでDVDのデータをPCに抽出して、iPhoneに最適な動画ファイル形式へ変換します。
  2. 変換した動画をiTunesやFinderを通じてiPhoneに転送します。

主に、iPhoneは.mov、.mp4、.m4vという拡張子を持つファイルおよびH.264とHEVCというコーデックの動画再生に対応しています。DVDのデータをiPhoneに取り込むために、まず、DVDをこれらの動画フォーマットに変換する必要があります。

パソコンでDVDをiPhoneに取り込むためのソフト 4選

1. DVDFab DVD リッピングでDVDをiPhoneに取り込む

DVDFab DVD リッピングは、DVDをiPhoneに取り込み、またMP4やMKVなどさまざまな動画や音声フォーマットに変換できるソフトで、なおかつ短時間で完了できるソフトです。約2時間のディスクなら5分ほどで変換でき、iPhoneなど各モバイル端末やホームシアターで快適に楽しめるようになります。

古いフリーソフトだと最新のコピーガードにも対応していないため、別途コピーガードを解除するためのソフトが必要でした。しかし、DVDFab DVD リッピングならコピーガードの解除から動画のコピー、ファイル変換まですべて1つで補ってくれます。また、豊富な詳細設定と動画編集オプションが用意されており、出力動画を自由にカスタマイズできます。

30日間の無料体験を提供しているので、今すぐダウンロードして試してみましょう。

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DVDFab DVDリッピングを使用して、DVDをiPhoneで再生できる動画形式に変換する手順

Step1
DVDFabを起動して、左側から「リッピング」タグをクリックします。リッピングしたいDVDをドライブに挿入します。ソースはフォルダ、ISOファイルであれば、「+」をクリックして追加してください。

Step2
タイトルの右側にある▼をクリックして、表示されたリストから「モバイル機器」を選択します。

また、「他のプロファイルを選択」をクリックして、次に表示される形式画面において、「デバイス」と「フォーマット」をそれぞれクリックすると、より多くの携帯機種もしくは動画形式を選択できます。

iPhoneプリセットを利用する場合は、「デバイス」>「Apple」>適切な機種を選択します。

iPhoneで再生できる動画フォーマットに変換する場合は、「フォーマット」>「ビデオ」(ニーズに合わせてWEB最適化やオーディオなどを選択可能)>MP4などの各動画フォーマットを選択します。

Step3
そして必要に応じてタイトル、チャプター、オーディオ、字幕を選択できます。

「詳細設定」でコーデック、解像度、フレームレート、ビデオ画質、オーディオチャンネル、ボリューム、字幕モードなどの様々な設定ができます。

「動画編集」を使って、動画のクロップ、外部字幕、再生速度、透かし追加、音量調整、音声強化、明るさやコントラスト…などの編集を自由に行うことができます。

「トリム」で出力動画の不要な部分をカットすることができます。

Step4
最後には、左下の「出力先」で出力ビデオの保存先を指定して、「開始」ボタンをクリックすればDVDをスマホに取り込む処理が始まります。

2. DVDFab HD DecrypterでDVDをiPhoneに取り込む

DVDFab HD Decrypterは、DVDFabの無料版で、1年以上前に発売されたDVD(アダルトDVDとVTS保護されたDVDを除く)、Blu-ray、テレビ番組を録画したBlu-ray(BDAV)を簡単にフォルダやISOファイルにリッピングすることができます。また、DVD/Blu-rayをMP4とMKVの両方に変換することをサポートしています。最大480pの解像度で出力され、2チャンネルの音声を取得できます。

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花子
完全無料なDVDFab HD Decrypterを使って、DVDをiPhoneに取り込む方法については、上記のDVDFab DVD リッピングの使い方をご参照ください。

3. HandbrakeでDVDをiPhoneに取り込む

Handbrakeは、無料で利用できるオープンソースのビデオ変換ソフトで、主にDVDやBlu-rayなどの動画ファイルを異なる形式に変換するために使用されます。DVDをMP4、AVI、MOVなどのさまざまな形式に簡単に変換できます。

また、さまざまなデバイス(特にモバイルデバイス)に最適化されたビデオファイルへの変換や、画質の調整、字幕の追加、オーディオトラックの選択なども可能です。

UIは非常に使いやすく直感的で、初心者でも扱いやすい設計になっています。また、上級者向けのオプションも豊富に用意されており、ビデオ変換の設定を細かく調整することができます。

Handbrakeを使用して、DVDをiPhoneで再生できる動画形式に変換する手順

Step1
Handbrakeの公式ウェブサイト(https://handbrake.fr/)からソフトウェアをダウンロードし、インストールします。インストールが完了したら、アプリケーションを起動します。

Step2
「ソース」として変換したい動画ファイルやDVDを選択します。メニューバーにある 「フォルダ」 や 「ファイル」をクリックして、対象のメディアを指定します。

Step3
次に「プリセット」から出力フォーマットを選択します。ビデオやオーディオのコーデック、ビットレート、解像度、音声と字幕などを手動で変更できます。

Step4
画面の下部へ「参照」をクリックして、出力ビデオの保存先を設定します。すべて設定が完了したら「エンコード開始」をクリックします。ISOファイルの容量やPCの性能ごとに異なりますが、大体30分~2時間ほどかかります。

4. VidCoderでDVDをiPhoneに取り込む

VidCoderは、DVD / Blu-ray ISO イメージファイルをMP4 / M4V / MKV動画に変換できる無料ソフトです。動画の一部だけを切り取り、動画に字幕を合成して出力する機能、リサイズ、クロップ、インターレース解除、ノイズ除去などの便利な機能がも付いています。

VidCoderを使用して、DVDをiPhoneで再生できる動画形式に変換する手順

Step1
VidCoderを起動して、「DVD / ブルーレイのフォルダー」ボタンをクリックして、DVDソースを選択します。
 

VidCoder

Step2
画面左下の「出力先」で出力先フォルダを選択します。

VidCoder

Step3
画面上部の「Encoding settings」からMP4を選択して、「エンコード」をクリックします。

VidCoder

iTunes/iCloudを使用して、変換した動画をiPhoneに取り込む・転送

DVDをリッピングしてiPhoneで気軽に楽しむためには、効率的な転送方法が不可欠です。このセクションでは、リッピングした動画ファイルをiPhoneに転送する簡単かつ効果的な手順をご紹介します。

まず、リッピングした動画ファイルがiPhone対応のフォーマットであることを確認してください。多くの場合、MP4は互換性が高いためお勧めです。ファイルの準備ができたら、次のステップに進みましょう。

iTunesを使用して、変換した動画をiPhoneに転送する方法

Step1
PCにiTunesが入っていなければ、まず、www.apple.com/jp/itunes/から最新のiTunesをインストールし、起動します。
 

DVD iPhone 取り込み

Step2
USBケーブルを使用してiPhoneをパソコンに接続します。iTunesでデバイスアイコンをクリックしてiPhoneを選択します。

DVD iPhone 取り込み

Step3
「ムービー」をクリックして、「ムービーを同期」の項目にチェックを入れて、リッピングした動画ファイルを選びます。
 

Step4
最後に、画面の右下の「適用」ボタンを押しましょう。あとは同期が完了するのを待つだけです。

iCloudを使用して、変換した動画をiPhoneに転送する方法

Step1
iCloud(https://www.icloud.com/)にログインして、「iCloud Drive」をクリックして、iPhoneに転送したい動画をアップロードします。

 

Step2
iPhoneで「ファイル」アプリを開き、iCloud Driveを選択します。
 
 

 

Step3
アップロードしたビデオファイルをタップして再生、またはダウンロードします。
 

最近では、AirDropやサードパーティのアプリを利用して転送する方法も人気を集めています。これらの方法はワイヤレスで直接iPhoneに動画を送ることができるため、非常に便利です。

リッピングしたDVDのコンテンツをiPhoneに転送する方法は多岐にわたります。使いやすさ、転送速度、および個人の好みに合わせて最適な方法を選択し、どこでも好きな時に動画を楽しんでください。

iPhoneの動画をDVDに書き込み、DVDプレーヤーやテレビで再生する場合は、「iPhoneの動画をDVDに焼く」記事をご参照ください。

パソコンなしでDVDをiPhoneに取り込む方法

外付けDVDドライブを使用して、パソコンを介さずに直接DVDを取り込むことは可能です。

Step1
外付けDVDドライブを購入: iPhoneと直接接続できる外付けDVDドライブを購入します。
Step2
専用アプリを使用: ドライブに付属する専用アプリをiPhoneにインストールします。
Step3
DVDを再生・取り込み: アプリを使用してDVDを再生し、必要に応じて動画をiPhoneに取り込みます。

しかし、これは非常に困難であることが多く、DVDからのコンテンツを直接iPhoneに保存することはほとんど不可能です。主にDVDをストリーミングすることができますが、後でオフラインで視聴するためにDVDをリッピングしてiPhoneに取り込むには、パソコンを使用してDVDをリッピングするソフト(例えばDVDFabなど)が必要です。

DVDをiPhoneに取り込むに関するよくある質問

Q: コンビニではiPhoneにDVDのデータを取り込むことはできますか?

A: いいえ、コンビニではiPhoneにDVDのデータを取り込むことはできません。DVDをiPhoneに取り込むには、変換ソフトを使用してDVDをiPhoneで再生可能な形式に変換してから、変換した動画をiPhoneに転送する方法があります。

Q: パソコンなしで、DVDをiPhoneにダイレクトに取り込むことはできますか?

A: 直接にDVDをiPhoneに取り込むことは難しいです。通常、DVDには複雑な保護がかかっており、コンピュータで解除してからiPhoneに変換する必要があります。

Q: DVDをiPhoneに取り込むのは違法ですか?

日本の法律におけるDVDのリッピング

1. 私的使用のための複製:

日本の著作権法では、個人的に使用するためにメディアを複製すること(私的複製)は基本的に認められています。しかし、これは著作権で保護されたコンテンツを不正に共有しない限り適用されます。

2. コピーガードの解除:

DVDにはコピーガード(DRM:デジタル著作権管理)が施されていることが多いです。日本の著作権法では、このコピーガードを解除して複製することは違法とされています。そのため、コピーガードを解除してDVDをiPhoneに取り込む行為は違法となります。

実際のケース

1. 商業用DVD:

市販の映画やアニメなどのDVDはほとんどの場合、コピーガードが施されています。これらのDVDをリッピングする行為は、コピーガードを解除することになるため違法です。

コピーガードのないDVD:

自分で制作したDVDや、コピーガードが施されていないDVDについては、私的複製として取り込むことができます。ただし、これも個人使用の範囲に限られます。

Q: DVDをiphoneに取り込んだ後、画質が悪いのですが、何か対策はありますか?

A: リッピングソフトウェアの設定でビデオの品質を調整することができます。ただし、品質を上げるとファイルサイズが大きくなるため、iphoneのストレージ容量に余裕があることを確認してください。

Q: DVDから取り込んだ映像が長いのですが、一部分だけをiphoneに取り込むことは可能ですか?

A: 可能です。ほとんどのDVDリッピングソフトウェアには映像をトリム(切り取る)機能があるので、それを利用して必要な部分だけを抽出することができます。

まとめ

今回はDVDデータをiPhoneに取り込む方法についてご紹介してきました。無料ソフトを活用すればお金を掛けずに取り込めるものの、その分かなりの時間が掛かってしまいます。「手間を掛けたくない」「もっと早くDVDのデータをiPhoneに取り込みたい」という方は、DVDFab DVD リッピングを無料で試してみましょう。