1. fre:acとは

fre:ac
画像引用元:https://unsplash.com/photos/D7yHnQD0SLs

1.1 fre:acとは

聴きたい音楽のファイルの形式が持っている機器に合わず、再生できないという問題はよくあることです。それを解決してくれるfre:acは、音声を形式変換するエンコードツールです。

fre:ac

fre:ac は、MP3やFLACをはじめ各形式に対応していて、音声ファイルと一括で相互変換できます。また、音楽用のCDを形式を指定したうえでリッピングすることもできるので、活用できる幅がかなり広い点も特徴です。

1.2 fre:acの機能

fre:acの機能には、オーディオファイルを変換する機能があります。

15種類のオーディオ形式の変換に対応しているので、ほとんど全ての形式に対応していると言えます。

オーディオCDをリッピングすることも機能にはあり、リッピングしたいCDを好みのオーディオ形式で保存できるという機能も兼ね備えられています。

1.3 fre:acの対応フォーマット/対応OS

対応フォーマットはほとんどを網羅しており、MP3、MP4/M4A、WMA、Ogg Vorbis、FLAC、AAC、Bonkなどがあります。

対応OSは、Windows 8、Windows 7、Windows Vista、Windows XP、Windows 2000

ダウンロードはfre:acのサイト内(https://www.freac.org)よりおこなうことができます。

2. fre:acの使い方

fre:ac
画像引用元:https://unsplash.com/photos/auf3GwpVaOM

2.1 fre:acをインストールする

ダウンロードページよりfre:acをダウンロードします。Windowsのダウンロードであれば、Windowsのマークのある「DL」と書かれたリンクをクリックすることでダウンロードが完了します。

ダウンロードしたファイルをもとにインストールを実行。ダウンロードした.exeファイルをダブルクリックすることで「fre:acセットアップ・ウィザードへようこそ」の画面が出ます。

そして、右下の「次へ」をクリックしていくことでインストールが完了となります。その時に特に変更する設定もないので簡単に進められるはずです。

2.2 fre:acを初期設定する

続いて、fre:acの初期設定をおこないます。スタートメニューやデスクトップ上に置かれたアイコンから起動させることができます。

初回起動時のみ、「自動アップデート機能」を利用するか確認の画面が表示されます。「起動時に更新をチェックしますか?」の質問に「はい」をクリックすると、fre:acの起動時に毎回オンラインでアップデートのチェックがされて便利です。

更新ファイルの一覧が表示されると、そのまま「install」をクリックして、自動でダウンロードとアップデートが実行できます。

fre:acのメイン画面で、「オプション」内の「一般設定」を選択します。一番上の「エンコーダ」のプルダウンメニューから、変換したい形式に対応するものを選びましょう。

  • MP3の場合…LAME MP3 Encoder
  • WMAの場合…Windows Media Audio Encoder
  • MP4/M4Aの場合…FAAC MP4/AAC Encoder

続いて、その下の「出力先ディレクトリ」枠内の「参照」から、返還後のファイルが保存されるフォルダの設定を行いましょう。

一番下の「ファイル名パターン」のプルダウンメニュー内では、ファイル名の命名方法の選択が可能。利用者が把握しやすい名前の変更や、ジャンルごとに分類することもできます。

2.3 fre:ac でCDをリッピングする

CDをリッピングするときには、まずはCDを挿入します。fre:acを起動させた画面内の、CDのアイコンをクリックし、CDを選択します。

CDの読み込みが完了することで、自動的にfreedbから情報の取得がされて、アーティストやタイトル、年代やジャンルなどの情報が設定されます。

ツールバーにある緑丸の右指し矢印のアイコンをクリックすることでエンコードが開始されます。

2.4 fre:acでフォーマットを変更する

ツールバーにある、白い紙上のプラス表記のアイコンをクリックすることで、フォーマットを変更したいファイルに選択します。緑丸の右指し矢印のアイコンをクリックすることで、フォーマットの変更が完了となります。この時、1.3に記載した変換対象のフォーマットにそれぞれ変換することができます。

ダウンロードしたアイテムのタグ情報を編集したい場合は、上部にある「ジョブリスト・タグ・ログタブ」の中から、タグタブを選択することで選択した音楽ファイルのタグ情報が表示されるので、自由に編集が可能。

3. fre:acの評価

fre:ac
画像引用元:https://unsplash.com/photos/TMOeGZw9NY4

3.1 fre:acのメリット

fre:acを活用するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。メリットとしてあげられるポイントをいくつかご紹介します。

① さまざまなオーディオ形式に変換できる

fre:acを使うことで15種類ものオーディオ形式に変換することができます。持っているデータを用途に合わせて自由に変換でき、音楽CDをリッピングして好みの形式でハード上に保存ができる点はメリットのひとつです。

既存のデータが形式に対応していない場合でも、fre:acを使って変更することで、手持ちのスマホで音楽を楽しめるようになるので理想的なツールです。

② 初心者にも上級者にも対応

各エンコーダへの設定はデフォルトとして標準的なもので設定されているので、別途こちらで設定する必要もありません。そのため、初心者でも安心してファイルのエンコードが可能です。

さらに凝ったエンコーダの設定をおこないたい上級者は、オプション画面を通じてモードや出力品質の調整もできるので、上級者にも対応していると言えます。

③ 無料で利用できる

CDのリッピングやファイル変換ができるfre:acは、全ての機能が無料で利用できる点が最大のメリット。

お持ちのデバイスがWindowsではない場合でも、LinuxやMacで使用できます。

3.2 fre:acのデメリット

fre:acを活用するうえでデメリットもいくつかあります。

あげられるデメリットをいくつか見てみましょう。

① サポート体制がない

フリーのデバイスであるため、サポート体制が無い点がデメリットです。何か困ったことや分からないことがあっても、すぐに問い合わせられる先が無いので、まずネット上で自分で情報を集める必要があります。

周囲にfre:acを使い慣れている人がいる場合、その人に相談をしてみるのも方法です。

② データ保存は消える可能性がある

お気に入りの内容をデータとして保存した場合、データが消えてしまう可能性があります。PC上においているものは何かの拍子にデータが飛ぶことを想定し、バックアップを取ったりクラウド上で残しておくことがおすすめです。

リッピングしたCDもすぐに処分するのではなく、大切なものであれば残しておきましょう。

4. fre:acの代替案である動画変換ソフトオススメ

fre:ac
画像引用:https://unsplash.com/photos/sjO_VsSkN9s

fre:acに代わる、おすすめの形式変換のエンコードツールをご紹介します。利用を検討されている人は、fre:ac以外も検討してみてください。

4.1 fre:acの代替案1:DVDFab 動画変換Pro

fre:ac DVDFab 動画変換Proは、動画データをあらゆる形式に変換でき、さらに自在に編集ができる動画編集ソフトです。動画データを変換することから、4Kビデオ、8kビデオでも、HDビデオの全てに対応している点が特徴です。

 i  無料ダウンロード

DVDFab 動画変換Proは、標準バージョンとProバージョンがあり、Proバージョンではビデオへのフィルターや音声とテキストの変換などプラスの編集機能(プロ級編集ソフトのVideo Editor及び簡単な編集ツールギフトのToolkit)も備わっているのでおすすめです。

fre:ac

【DVDFab 動画変換Proの使い方】

① 下記のボタンで無料ダンロードし、ダウンロードしたDVDFab.exeプログラムをインストールします。

② DVDFabには、「コピー」、「リッピング」、「変換」、「作成」、「カスタマイズ」などのモジュールが用意されているので用途に応じて選択します。ここで「変換」モジュールを選択しましょう。

fre:ac

③ 変換したい動画・音声ファイルを追加します。

④ 「カスタム」のボタンで他のプロファイルを選択し、出力したい形式やデバイスごとに好きなファイル形式に設定します。

fre:ac

fre:ac

⑤ 画質などを設定、動画をカットなどの編集をする場合、メイン画面でカスタマイズします。

fre:ac

⑥ 最後に、保存先を設定し、変換プロセスを開始します。

無料版では30日間で全機能を体験できます。有料版を購入することがおすすめです。いまではせっかくで期間限定の35%OFFの割引が楽しめます!中にどれ一つの単製品にも勝ちな価格で、三つの製品をバンドルで無期限に購入しましょう👇

  無期限版を35%OFFで購入 

4.2 fre:acの代替案2:HandBrake

動画を変換するのフリーソフトで、ブルーレイ含め各種の動画をメディアプレーヤーやPSPなどで再生できるものに変換します。

fre:ac

多様な出力フォーマットに対応しており、対応のGPUによってはハードウェアエンコーディングの実行もできます。

4.3 fre:acの代替案3:ImgBurn

ディスクコピーやCD等にも幅広く対応しているフリーソフトです。21種類ものディスクイメージ形式をサポートしている無料とは思えないほどの機能の多さ。

比較的操作は上級者向けになっているため、知識やノウハウのある人におすすめです。

4.4 fre:acの代替案4:ExactAudioCopy

海外初であることから、13言語に対応しているリッピングソフト。

CDをmp3、FLAC,WMAに変換できます。CDデータを取得する機能や、CDのアルバムカバーを検索&取得する機能など、含まれている機能は多数です。要するに、音質にこだわる人にもおすすめできるソフトです。

4.5 fre:acの代替案5:WindowsMediaPlayer

マイクロソフトが開発している安心のメディアプレーヤーで、CDをパソコンに読み込み、コンテンツの再生機能など多数の機能を含んでいます。

読み込み速度も読み込み設定で改善できるので、早く取り込みたい人におすすめです。

5. ソフトは自分のスキルや用途に合わせて選ぼう

fre:ac

変換ソフトやリッピングソフトは、今や無料のものから有料のものまで多くの商品が登場しています。せっかく利用するのであれば、必要な用途を網羅する機能も備わっていて、さらに使いやすいものが良いですよね。

データが消えてしまったりトラブルを回避するためには、きちんとしたサポート体制の備わった有料のソフトを利用することがおすすめです。自分のスキルや用途を整理し、合っているものを選ぶようにしましょう。