wma mp3 変換

1.WMAをMP3に変換する理由

WMA、MP3をよく耳にしていますが、それは一体何なんでしょうか。WMA( Windows Media Audioの略)は、Microsoftが独自に開発した音声データの圧縮技術であり、WMAによって圧縮された音声ファイルには「.wma」の拡張子が付きますので、特に音声ファイルフォーマットの一つとして認識されています。CD並みの音質を保ったまま非圧縮ファイルを約1/22程度まで容量を圧縮ことが可能で、ファイルの圧縮率の高さは特徴です。

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MP3 (MPEG Audio Layer-3の略)はWMAと同じように音声データの圧縮技術であり、MP3によって圧縮された音声ファイルのフォーマットも指します。拡張子は「.mp3」となります。人間の聴覚が感じ取りにくい部分のデータを間引くことで音質を保ちながら元のファイルを約1/12程度まで容量を圧縮できます。WMAほど高い圧縮率ではありませんが、ビットレートが128kbpsを超えるファイルなら、音質の面においてMP3のほうが良いです。それに、ビットレートが高ければ高いほど、WMAより高い音質が引き出せます。

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また、MP3は一番古くからある音楽形式のこともあり、サポートできる再生機器が一番多く、どんなメディアプレーヤーや機器でも利用できます。一方、WMAはマイクロソフトが独自の形式であるため、Windowsと親和性がよいですが、MacやスマホをはじめとするモバイルデバイスのほとんどはWMA形式をサポートしていません。WMAに対応するほかのメディアプレイヤーをインストールする手間がかかるので、使い勝手が良くないという声があります。そのため、いちいちインストールするのをやめて、WMA形式からMP3形式へと直接変換するのは最も良い方法だと思います。そこで、本記事はWMA形式をMP3形式に変換するフリーソフト及びオンラインサイトを挙げてご紹介します。

2.一番おすすめ!DVDFab 動画変換でWMAをMP3に変換

「DVDFab 動画変換」は文字通りある種の動画変換・編集ソフトです。

DVDFab 動画変換は、動画変換のほか・編集、音声抽出、動画結合のほか、音声ファイルの形式変換といったさまざまな機能を備えるパワーソフトです。DTS、EACS、FLAC、WMA、MP3、WAVなど入力と出力メディフォーマットが幅広く対応しています。またオフラインであるため、オンラインサイトのように情報が漏れる心配はなく、安全性も高いです。  

シンプルな操作方法や高い変換スピードによってユーザーからも評価されています。それにWindows OS&Mac OS両方対応で、WMAをMP3への変換には最適なソフトだと思います。では、その具体的な操作手順は以下の通りにご紹介します。

(1)    公式サイトから機器に対応するソフトをダウンロード・インストールしてから、起動する。

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(2)WMA形式ファイルをMP3形式に変換する。

まず「変換」タブを開き、変換したい音声ファイルを導入します。導入するには、真ん中の「+」をクリックすることでも、ドラック&ドロップでも可能です。そのほか、左上の「ローカルソース」をクリックして導入できます。

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「出力」欄で「MP3」を選択してから、「出力先」で変換された音声ファイルの保存場所を決めます。操作ができたら、「開始」ボタンを押すと、変換が始まります。

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※MP3だけではなく、M4AやWAVなどの音声ファイルフォーマットへの変換もサポートしていますので、必要がある方は是非ご利用ください。

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(3)変換されたファイルを開く。

変換が終わったら、後ろにあるフォルダのアイコンをクリックして開きます。

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3.インストール不要! Windows Media PlayerでWMAをMP3に変換

Windows Media Playerは米国マイクロソフト社が提供するメディアプレイヤーのシリーズ名で、Windowsに標準ソフトとして内蔵されています。音楽や動画などのマルチメディアコンテンツの再生、CDから音声の取り込みまたはCD/DVDへの書き込みなどのサービスが多くサポートされています。WMA、MP3、WAV、AVI、WMV、MPEG-1、MPEG-2、DVDなど対応フォーマットが多くあります。

Windows Media Playerを直接利用し、CDから取り込んだWMA音声ファイルをMP3形式にリッピングできますが、別のフォーマットへの変換はサポートしていません。WMAをMP3に変換する詳しい操作手順は以下の通り。

(1)Windows Media Playerを起動し、変換したい音声ファイルを導入する。

「整理」ボタンを押すと、「ライブラリの管理」欄で「音楽」をクリックします。

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(2)WMA形式ファイルをMP3形式に変換する。

変換したい音声ファイルを選択してから、「取り込みの設定」>「そのほかのオプション」の順でクリックします。そして「音楽の取り込み」タブを開き、保存先の変更、形式の変換また音質の調整などの操作が出てきますので、自分に最適な設定をしましょう。すべての設定が終わったら「ok」をクリックし、「取り込みの設定」前にある「CDの取り込み」ボタンを押すと、MP3形式に変換されるまでは待つだけです。

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※もし上側に「取り込みの設定」が表示されていなかったら、「整理」>「オプション」の順でクリックする、または①の部分を右クリックして、「ツール」>「オプション」の順でも操作すればオッケーです。

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(3)変換されたファイルを開く。

保存先を指定していない場合は、変換を取り込んだ音声ファイルは左側の「ミュージック」フォルダに保存されます。

4.WMAをMP3に変換するオンラインサイト〜Online Audio Converter

Online Audio Converterは、音声・動画ファイルをフリーで変換してくれるサイトです。すべての入力フォーマットをサポートし、音声ファイルをMP3、WAV、iPhone着信音、M4A、FLAC、OGGなどに変換できます。形式変換以外、品質、ビットレート、サンプルレート、チャンネル数などの高度な設定もできます。変換スピード早く、複数のファイルを同時に変換するところも利便性に優れています。

作業が完了した後、アップロードされたファイルは自動的にサーバーから削除されますので、オンラインサービスによる情報漏れと心配する方は安心にご利用ください。WMAをMP3に変換する詳しい操作手順は以下の通り。

(1)    公式ホームページ(URL:https://online-audio-converter.com/ja/)にアクセスしてから、変換したい音声ファイルを導入する。「ファイルを開く」ボタンを押すか、音声ファイルを直接にドラック&ドロップで導入します。

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(2)    WMA形式ファイルをMP3形式に変換する。

②の部分で「mp3」の出力フォーマットを選択します。下のスライドバーをつかみ、変換後の音声ファイルの品質を設定してから、③の「変換」ボタンを押します。

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※「詳細設定」と「トラック情報の編集」ボタンを押すと、次の設定と編集ができます。

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(3)変換されたファイルを開く。

変換された音声ファイルは「ダウンロード」の青い文字をクリックするとこで開きます。

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5.まとめ

WMAとMP3は二つともよく使われる音声ファイルのフォーマットですが、WMA形式が米国マイクロソフト社に独自に開発されるため、サポートする機器がそんなに多くありません。従ってこの記事では、WMA音声ファイルをMP3形式に変換する方法を三つ挙げられました。

DVDFab 動画変換は高音質・高速に形式を変換するのだけではなく、動画ファイルの編集・形式変換、動画からの音声抽出など様々な機能を備える万能な変換ソフトですので、一番おすすめです。そのほか、WindowsPCに内蔵されるWindows Media PlayerとオンラインサービスであるOnline Audio Converterも挙げて、インストールする時間はかからなく直接利用できます。それぞれを比較して自分に最適な方法を利用するとよいです。