今回の記事では、お勧めの電子書籍リーダー端末をいくつかご紹介します。また、電子書籍リーダーを使う際に気をつける点や、電子書籍リーダーをさらに便利に使うためのツールなどについても解説していきます。

電子書籍リーダー端末とツール

漫画や小説などを読む際には、スマホやタブレットを使って読むことが当たり前となっていますが、ここにきて電子書籍を読むことに特化した「電子書籍リーダー」が人気を集めています。

そこで、今回の記事では、お勧めの電子書籍リーダー端末の紹介と、電子書籍リーダーを便利に利用するためのツールなどをご紹介したいと思います。

電子書籍リーダーとは何か

電子書籍リーダーはiPadやタブレットなどに似ているので、通常のタブレットデバイスと勘違いしてしまうことがあるかもしれませんが、実は電子書籍リーダーは、読むことに特化したタブレットとなっており、機能が大幅に制限されています。

ネットワーク機能は電子書籍のダウンロード以外に使えず、他のアプリをインストールするということもできないため、電子書籍を読む以外のことはほぼできないというのが大きな特徴です。

電子書籍リーダーの特徴

電子書籍リーダーは機能が制限されたタブレット端末ですが、用途を限定することでいくつかのメリットを持っています。ここでは、通常のタブレットと比べた特徴やメリット・デメリットについて解説します。

●視認性が良く目に優しい

電子書籍リーダーのディスプレイは電子ペーパーというディスプレイを採用しているため、視認性が非常によく目に優しいという特徴を持っています。

電子ペーパーとは、紙媒体とディスプレイのいいとこ取りをしたようなディスプレイで、反射型表示媒体であるため、通常のディスプレイに比べて目が疲れないというメリットがあります。また、暗いところでも視認性がいいため、夜の読書にも最適です。

●軽くてバッテリーの持ちがいい

200g前後のデバイスが多いため、持ち運びや電子書籍を読む際に手が疲れるといった状況を軽減できます。また、消費電力が非常に低く、一度満充電にすると数週間ほど持ってしまうことも少なくありません。iPadやAndroidタブレットのように、毎日バッテリーを気にする必要はなくなります。

●紙媒体より価格が安い場合が多い

電子書籍は紙媒体でないため、通常の書籍よりも単価が安い傾向にあります。そのため、同じ本を購入しても電子書籍の方が安いといったことも多いようです。

おすすめの電子書籍リーダー4選

電子書籍リーダーを選ぶ際には、使用用途によって以下の点をチェックしておきましょう。

  • 防水性(バスルームで使用する場合など)
  • 電子書籍ストアの選定(Kindle、楽天Koboなど)
  • 本体容量(たくさん読む場合は大容量のものが必要)

これらのポイントを抑えながら、これから紹介する電子書籍リーダーをチェックしてください。

Kindle Paperwhite【Amazon】

電子書籍リーダー端末とツール

電子書籍といったら「Kindle」といってもいいほど、有名な電子書籍リーダーです。Kindle Unlimitedを利用している人やKindleから本を購入している人なら、マストアイテムと言えるでしょう。機能的にはオーソドックスなものの、価格が安く、基本機能を抑えているので、電子書籍初心者の人にもお勧めです。

Kindle Paperwhiteの特徴

  • 従来製品よりもレスポンスが向上しているため、快適な電子書籍ライフを送れる
  • フル充電で最大10週間(3ヶ月以上)の利用が可能
  • 輝度自動調整機能付き
  • IPX8相当の防水性
  • ディスプレイ:6.8インチ Amazon Paperwhiteディスプレイ
  • サイズ:174mm×125mm×8.1mm
  • 重量:205g
  • 本体容量:8GB/32GB
  • その他:満充電で最大10週間以上のバッテリー持ち
  • 価格:14,980円〜

 Kobo Clara HD

電子書籍リーダー端末とツール

Amazon製品以外を選びたいというのであれば、Kobo Clara HDがお勧めです。Kobo Clara HDはエントリーモデルながら最大300ppiに対応しており、文字が見やすくなっています。また、上位モデルにしか搭載されていなかった「高速ページめくり」なども搭載されたため、エントリーモデルながら機能性は向上しています。

Kindle製品を使用しないという人にお勧めです。

Kobo Clara HDの特徴

エントリーモデルながら300ppiに対応している

専用アクセサリーを使うことでファッション性のある電子書籍リーダーになる

上位機種にしか搭載されていない「高速ページめくり」「ComfortLight PRO」などの機能を利用できる

ディスプレイ:6インチ Carta E Ink HDタッチスクリーン

サイズ:157mm×111mm×8.3mm

重量:166

本体容量:8GB/32GB

その他:防水性能はないが非常に軽い

価格:15,180円

 

Kobo Libra 2

電子書籍リーダー端末とツール

Kobo Libra H2Oは、コンパクトなボディながらページめくり用の物理ボタンを装備しており、画面に触れることなくページの変更が可能です。また、照明の色調機能や、防水機能も備えているため、薄暗い空間やバスルームなどでも問題なく電子書籍を楽しむことが可能です。

●Kobo Libra 2の特徴

  • ページめくり用の物理ボタンを装備
  • 色調調整のよって、直射日光の屋外から薄暗い室内まで、様々な空間で快適に読むことができる
  • 4種類のカラーバリエーションから選べるカバー
  • 上位機種と同じ機能性を備えながら低価格
  • ディスプレイ:7インチ Carta E Ink HD1200タッチスクリーン
  • サイズ:161.6mm×144.6mm×9mm
  • 重量:215g
  • 本体容量:32GB
  • その他:IPX8相当の防水性能
  • 価格:23,980円

 iPad mini【第6世代】

電子書籍リーダー端末とツール

電子書籍リーダーではなく、多機能タブレットデバイスであるiPad miniは、電子書籍リーダーとしても優秀です。ディスプレイサイズもちょうど良く、Retinaディスプレイは文字をくっきり映してくれるため、電子書籍リーダーにも向いています。電子書籍以外に動画再生やアプリを利用したいという人は、こちらを検討した方が結果的に安く済むかもしれません。

●iPad mini【第6世代】の特徴

  • コンパクトで非常に軽く、片手で利用できる
  • コンパクトながら上位機種に匹敵するほどのハイスペック
  • Apple Pencilを利用したページめくりや書き込みが可能(アプリによる)
  • Retinaディスプレイの圧倒的な解像度で文字が綺麗
  • 他の電子書籍リーダーと比較して高額
  • 防水性能はない
  • ディスプレイ:8.3インチ Retinaディスプレイ
  • サイズ:195.4mm×134.8mm×6.3mm
  • 重量:293g
  • 本体容量:64GB/256GB
  • その他:数あるタブレットの中でもかなりのハイスペックモデル
  • 価格:59,800円〜

DVDFab Video Editorを使って動画の音声をテキストにする方法

ここでは、「DVDFab Video Editor」を使って動画内の音声をテキストにして、電子書籍リーダーで読む方法をご紹介します。

DVDFab Video Editorの特徴

電子書籍リーダー端末とツール

 i  無料ダウンロード  

DVDFab Video Editorは、プロレベルの動画・音声・字幕編集を簡単に行える動画編集ソフトです。分割やクロップといった基本的な動画編集はもちろん、クロマキー処理や音声・テキスト変換、動画からの音声・字幕の抽出など、動画編集に関わるほとんどの操作を行うことが出来ます。

公式サイト:https://dvdfab.org/Video Editor-video-editor.htm

  • 対応言語:日本語
  • 対応OS:Windows7以降(11対応)
  • 価格:7,079円(30日間返金保証)
  • ※30日間は全ての機能を完全無料で利用可能

 

DVDFab Video Editorで音声をテキスト抽出する方法

1.公式ページにアクセスして、「無料ダウンロード」をクリックし、インストーラーをダウンロードします。

電子書籍リーダー端末とツール

2.インストーラーを起動したら「クイックインストール」をクリックしてインストールを開始し、インストールが完了したら「今すぐ起動」をクリックして起動させます。

電子書籍リーダー端末とツール

3.DVDFab Video Editorを起動し、赤枠内に変換したい動画をドラッグ&ドロップして追加します。

4.追加した動画を画面下のタイムラインにドラッグして、編集画面に追加させます。

電子書籍リーダー端末とツール

5.画像を読み込んだら、タイムライン上で右クリック→「字幕を変換」をクリックします。

※無料体験バージョンでは3回までしか利用できないので注意してください。

電子書籍リーダー端末とツール

6.設定が完了したら「出力」をクリックして、「ビデオ」を選び出力を行います。

※動画によっては出力が完了するまで時間がかかります。

電子書籍リーダー端末とツール

●ポイント

Video Editorは高性能な動画編集機能を備えているため、動画編集を始めたいという人にも非常にお勧めです。全ての機能を利用するには有料版を購入する必要があります。

おすすめの電子書籍リーダー端末4選まとめ

今回の記事では、おすすめの電子書籍リーダーと、電子書籍リーダーを使うための注意点などをご紹介させていただきました。今回の記事をまとめると、以下の通りになります。

  • 電子書籍リーダーは上位機種や価格よりも、使用用途に合わせモデルを選ぶ方が良い
  • 動画の音声を字幕抽出して電子書籍にするなら「Video Editor」がお勧め

今回の記事では、比較的リーズナブルなモデルを中心に紹介させていただきました。エントリーモデルでも使い方によって十分に利用できるので、使用用途にあった電子書籍リーダーを選びましょう。