1. invideoとは?

invideo 使い方

invideoとは、オンライン上で動画編集ができるサービスのことで、無料で使用できるものになります。無料版と有料版があり、無料版は一部制限があるものの基本的な編集作業は行えるので、SNS用や動画サイト用のショートムービーの作成には最適です。

作成した動画の著作権はユーザーに付与される点も、手軽に動画発信を行いたいユーザーには使いやすい点となっています。

1.1 豊富なテンプレート

invideoの特徴は、簡単に見栄えのする動画が編集できる点にあります。広告やプロモー���ョンビデオなどをもとにしたテンプレートが豊富なので、好みの型を選び独自の動画素材を差し込んで編集作業可能となります。通常の編集よりもが各段に早く楽に作業できるのです。

1.2 テキスト読み上げ機能

invideoには、Automated Text to Speechという、入力したテキストを合成音声で読み上げる機能も備わっています。この機能を使用することで、ナレーション部分を手軽に収録することが可能になるのです。

合成音声ということで、抑揚やイントネーションに機械音声独特の不自然さがありますが、ナレーションを自身で読む必要もなく簡単にナレーション部分を挿入できます。これはAmazon Pollyの機能を利用したもので、日本語版はでは男性の声と(Takumi)と女性の声(Mizuki)の1パターンずつが使用できます。

2. invideoのアカウントの作成方法

invideo 使い方

invideoは、オンライン上でのサービスなのでアカウントを作成することで利用が可能となります。GoogleアカウントもしくはFacebookアカウントを利用することができますが、invideo上で新規にアカウントを作成することもできます。この場合は、氏名・電話番号といった情報の登録が必要です。

3. Potplayerの基本的な使い方

invideo 使い方

3.1 プロジェクトの作成(テンプレート選択)

invideoでは、ひとつの動画を作成する際に「プロジェクト」という動画編集専用のページを作成します。その際、使用したい既製の広告やプロモーションビデオのテンプレートを設定することができるのです。簡単に見栄えのする動画ができるのはこの機能があるからといえます。

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プロジェクトの作成方法は、まず「クイックビデオ」セクションをクリックします。次に「画像からビデオ」をクリックしてテンプレートを選択します。

invideo 使い方

使用したいテンプレートをクリックするとプレビューが表示されます。すると動画のサイズのアスペクト比が選択できるので、動画サイト・インスタグラム・ツイッター・ティックトックなど投稿する媒体に準じたサイズを選択し「Use this template」をクリック。これでプロジェクトが作成されます。

ここで注意したのが、invideoは日本語が未サポートのサービスということです。使用したいテンプレートを検索する場合、英単語での入力となります。

3.2 素材のアップロード

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オリジナルの素材をアップロードする場合、ツールパネル上の「Uploads」をクリックし表示される「Upload Media」から使用する動画・画像・音声を選択してアップロードします。

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invideoでは、無料で利用できる素材も収められています。素材の検索時に「Include iStock results / Include premium Media」のチェックを外すことで、 無料で利用可能な素材のみが表示されるようになります。ただし、有料素材もありウォーターマークがついているので、無料利用可能な素材のみを使用したい場合は注意が必要です。

3.3 シーンの編集

最初にテンプレートで選択した型は「シーン」としてシークエンス上に設置されています。この「シーン」の編集を行うことで、オリジナルの動画を作成できるのです。

「シーン」は編集可能な部分ごとにレイヤー分けされています。編集したいレイヤーを選択し「Edit」をクリックすると、シーンの画像などが編集できるのです。

「Edit」の画面では、左にツールパネルが表示されるので、オーバーレイやマスクなどのエフェクトをクリックしドラッグして編集画面に追加。これでエフェクト効果が適用されます。

3.4 動画のフレーム切り抜き・トリミング・再生速度を調整

シーンをつなぎ合わせたものが動画として完成されていくのですが、シーンの編集の次は動画の編集を行っていきます。

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動画でオリジナルの素材を使用する場合、選択したシーンの長さと動画の長さを同じ長さにする必要があります。その調整を行ってくれるのが「Trim video to fit scene」という機能です。クリックすると動画の先頭からシーンの長さに合わせて自動的にカットされるので、使いたい部分をあとから調整することになります。

invideo 使い方

動画の編集は「Edit」の「Video Edit」から行います。主に使うツールとしては、フレームの切り抜きを行う「Crop」や、再生箇所の範囲選択と再生速度が設定できる「Trim」です。これらのツールを使い動画の長さ・サイズ・再生速度を調整していきます。

3.5 テロップの貼り付け

動画の映像部分において仕上げの段階である「テロップの貼り付け」も、invideoで行えます。

テロップは「テキスト」機能で作成します。「テキスト」機能では日本語入力がサポートされているので、日本語での表記が可能です。

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レイヤー上から「テキスト」を選択すると、シークエンス上にテキストの編集画面が表示されます。使用できる字体は「メイリオ」のみですが、シークエンス上で作成できるのでテロップを表示するタイミングの調整が簡単に行うことができます。

3.6 音声を編集(BGM・効果音などの挿入)

動画編集の総仕上げとして、音声部分を編集していきます。テンプレートを選択している場合、すでに音声が貼り付けられた状態になっているので、使用したい音声素材は差し替える形で編集が可能です。

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素材から音声を使用する場合は、使用したい音声アイテムの右側に表示される「…」から「Replace music」で差し替えます。ボイスナレーションを被せることも可能です。

4. invideoのメリット・デメリット

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4.1 メリット

invideoのメリットは無料で簡単に動画編集が行えることです。完成されたテイストのテンプレートが豊富にあるので、テンプレートに沿った形で見栄えのする動画が手軽に作成できます。オンライン上で編集が可能なので、PCの容量を圧迫せずに済みます。

また、作成した動画をFacebook・インスタグラム・YouTubeといったソーシャルメディアへアップしやすいというメリットもあります。ソーシャルメディアはマーケティングの面でも有効なツールですから、静止画よりも動画を投稿するほうがより多くのユーザーにリーチできるといわれています。動画のサイズもソーシャルメディアに対応しているので、静止画から動画へのバージョンアップが簡単に行えるのです。

4.2 デメリット

一方で無料版は手軽に使用できますが、プレミアムテンプレートが使用できないなどの機能に制限があることです。ツールが英語表記のみなので扱いづらく感じる方も少なくないかもしれません。

また、モバイルデバイスでは対応していないのでPCでの編集作業となります。さらに、アップロードが可能なファイルサイズは800MBが上限で、動画の長さは20分までのものしか素材として使用できません。ですから本格的な動画編集は難しいのが実情なのです。

5. invideoに代わるおすすめオンライン動画編集ソフト

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5.1 Video Editor(DVDFab)

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業界で最強といわれる動画編集ソフトとして知られているVideo Editorは、さまざまな動画ソフトで有名な「DVDFab」の製品。初心者でも簡単に動画を編集ができるわかりやすい編集画面で、プロの映像制作者にも十分対応できる動画編集ソフトです。

デジタルズーム・テロップの貼り付け、背景設定、フォント設定、モザイクかけ、クロマキー合成など、本格的な動画エフェクトも揃います。無料版と有料版があり、無料版は手軽にダウンロードして使用が可能。30日間の体験版となっています。本格的に使用したい場合は30日間の返金保証付きの有料版を購入するとよいのではないでしょうか。

5.2 PowerDirector - Video Edito

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7年連続で国内販売シェアNo.1の動画編集ソフトとして知られる「PowerDirector」。既製のテンプレート動画が豊富に揃っているので、手軽に見栄えのする動画が作成できます。空置き換え・オブジェクト自動検出・ウィンド除去・スピーチ強調といったAI技術による編集機能も、簡単にクオリティの高い動画を完成できると評価が高い理由のひとつです。

5.3 EaseUS Video Editor

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GoProユーザーやフルタイムvloggerといった長い素材を扱う動画編集者に支持されているのが、「EaseUS Video Editor」。コンピューター・デジカメ・スマートフォン・DVDといった、日常的によく使われている動画フォーマットに対応しているので、さまざま素材を扱うことが可能です。作成した動画はSNSやYouTubeにアップが可能なだけでなく、DVDに焼くこともできます。さまざまな用途で活躍することでしょう。

6. まとめ:動画編集はテンプレートがあると初心者でもクオリティの高い動画作成が可能

動画編集というと、専門的な技術者に依頼しないとクオリティの高いものは作れないという考えがありました。しかし、近年の動画編集ソフトにはクリエーターによる既製のテンプレートを備えたものが多く出ています。テンプレートがあれば動画のイメージも湧きやすく、動画や音声を差し替えるだけという簡単な作業も魅力のひとつです。

動画ソフトはダウンロードしてPCの保存するタイプが多いですが、オンライン上で行えるものもあります。簡単な動画作成であればオンライン上の無料サービスを利用すると、PCの容量にも余裕が持てます。ただ機能が充実したバージョンを利用したい場合は、有料のソフトをダウンロードしてクオリティの高い動画編集を楽しまれても良いかもしれません。