1.    多機能なオーディオ編集ソフトSoundEngineとは

SoundEngine(SoundEngine Freeとして呼ばれるが、ここではSoundEngineと省略されます)は、無料ソフトながら多機能なオーディオ編集ソフトです。音声データや音楽の切り取りやコピー、フェードなど基本的な編集はもちろん、ノイズ除去や音量の均一化など高度な編集まで行うことができます。

SoundEngine

多彩なエフェクトを備えているのも、SoundEngineの魅力です。細かく音質を変えられる9バンドのグラフィックイコライザー、残響音を除去するリバーブカットなど、様々なエフェクトを駆使してクオリティの高いオーディオデータに仕上げられます。

2.    SoundEngineのダウンロード方法

まず公式サイトにアクセスし、上部に表示されている「ソフトウェア」の欄をクリックします。ダウンロード可能なソフトの一覧が表示されるので、その中からSoundEngine Freeを選択してください。Release版とTest版がありますが、Release版をダウンロードすれば問題ありません。

SoundEngine

保存先を決める画面が表示されるので、デスクトップなど好きな場所を選べばダウンロードが始まります。

SoundEngine

3.    SoundEngineをインストール方法

ソフトをダウンロードすると指定した場所にexeファイルが保存されているので、それをダブルクリックして開きます。セットアップウィザードが開始されるので、画面に表示される説明をしっかり読みながら、インストールを進めてください。インストールフォルダの選択は初期設定でも問題ありませんが、別な場所にインストールしたい場合には「参照」のボタンをクリックして、好きなインストール場所を指定しましょう。

SoundEngine

SoundEngineのインストールが完了すると、オプション機能のインストール画面が表示されます。ツールバーなどのオプションに関してはインストールしなくても問題ないので、不要な場合にはチェックを外しておきましょう。「セットアップが完了しました」という画面が表示されたら、インストールは完了です。

4.    SoundEngineの使い方

4.1  SoundEngineの基本的な使い方

SoundEngineを開くと、編集画面が表示されます。画面上にデータをドラッグ&ドロップ、もしくは上部のタブにある「ファイル」の「開く」からファイルを選択することで、データを追加できます。データを追加したら編集を行い、画面上部に表示されている「保存」もしくは「別名保存」をクリックすると、編集したデータが保存されます。

元のデータに上書きする場合は「保存」、名前を変更して別ファイルとして保存する場合は「別名保存」を選択してください。これが、SoundEngineの基本的な使い方です。

SoundEngine

(1)SoundEngineでデータの一部を切り抜く

音声データや音楽データの一部だけ必要な場合は、まず追加したデータの切り抜きたい部分を選択します。選択した範囲上で右クリックし、「その他の編集」の中にある「切り抜き」を選べば、選択した範囲が切り抜かれます。

(2)SoundEngineで音量の適正な音量まで引き上げる

SoundEngine Freeには、ノーマライズ機能というものがあるので、それを使えば簡単に適正な音量まで引き上げることができます。データをソフト上に読み込んだ後、画面上部にある「音量」の中から「ノーマライズ(正規化)」を選択してください。すると、データの音量が適正な音量まで引き上げられます。

SoundEngine

(3)SoundEngineで音量を均一化して聞きやすくする

音声データの音量がバラついていて、聞き取りにくいというケースもあるかもしれません。そういう時は、オートマキシマイズの機能を使うことで、音量を均一化できます。編集画面の上部にある「編集」の中から、「オートマキシマイズ」を選択してください。レベルのノブを上げることで、音量がアップすると共に均一化されます。

ライブラリーの中に、ソフトやノーマルといったプリセットがあるので、それを選択すれば簡単に適正な音量で均一化することができます。ただし、あまり音量を上げると音割れしてしまいます。音割れしていないかチェックしながら、音量を上げるようにしてください。

(4)SoundEngineで余計な残響音を除去する

残響音が気になる場合は、リバーブカットのエフェクトを使ってみましょう。「その他」のタブの中にある、「リバーブカット」を選択します。スレッショルドやHPFなど様々な項目がありますが、基本的にスレッショルドを下げることで残響音がなくなっていきます。ただし、残響音の状態によっては完全に除去することは難しいです。専門的な知識がない人は、ライブラリーの中にあるプリセットを使ってみましょう。

(5)SoundEngineでノイズ除去の方法

ノイズを除去したい時は、「音質」のタブにある「ノイズサプレッサー(雑音帯域低減)」を選択します。周波数帯は除去したい雑音の周波数帯を設定する項目です。スレッショルドのレベルを下げていくと、設定した帯域のノイズが低減されていきます。ライブラリーにいくつかプリセットがあるので、その中から一番効果があるものを選択するのもよいでしょう。

5.    DVDFab Toolkitを使えば簡単にオーディオを多重化できる

動画に使う音声や音楽データを、SoundEngineで編集するケースも多いかもしれません。編集したデータを多重化して動画のデータに合わせるためには、専用の動画編集ソフトが必要になります。

5.1  DVDFab Toolkitとは

DVDFab Toolkitは多機能な動画編集ソフトで、簡単にオーディオを多重化できることでも人気があります。20種類以上のユーティリティツールが備えられていて、動画データやオーディオデータの編集、ファイル形式の変換、mp3の抽出など様々な編集を行うことができます。
 

動画に新たな音楽や音声を合わせることで、よりクオリティの高い動画に仕上げることができます。見ている人の印象を変えることもできるので、動画編集を行う上で映像に合った音声を追加することは重要なポイントになります。DVDFab Toolkitは無料体験版も用意されているので、動画編集ソフトを探している人や、SoundEngineで編集したデータを動画に合わせたいという人は、利用してみてはどうでしょうか。

5.2 DVDFab Toolkitでオーディオを多重化する方法

(1)公式サイトからDVDFab Toolkitをダウンロードしてインストールする

DVDFab Toolkitの公式サイトにアクセスし、ソフトをダウンロードします。無料版を使う場合には「無料ダウンロード」、購入する場合には「今すぐ購入」ボタンを押してください。ダウンロードをしたら、exeファイルを開いてインストールしましょう。下記のボタンを押せば、最大30日間で全機能を無料で体験できるから、決して体験をしてから購入などを決めてくださいね。したのバンドルでは、動画変換、Toolkit、Video Editorを含む3-in-1パックをバンドルでセールされるので、ぜひいいチャンスを逃さないように!もちろん、無料版をダウンロードし試してみてから決めるのがおすすめです。

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(2)ソフトを起動して動画ファイルを追加する

インストールできたらソフトを起動をして、動画ファイルを追加します。下にスライドすると「+」マークがあるので、それをクリックして動画ファイルを選択してください。もしくは、動画ファイルを直接ソフトにドラッグ&ドロップすることでも追加できます。

(3)音声データを追加する

動画ファイルを追加した時と同じ方法で、音声データや音楽データを追加します。音声データを追加したら、カットや音量調整などを行い好みの仕上がりになるように編集してください。

(4)データを出力する

動画編集が終わったら、データを出力します。動画の解像度やビットレート、出力形式を設定してください。出力設定が終わったら動画を保存する場所を決めて、「開始」ボタンをクリックすれば動画が出力されます。これでオーディオの多重化は完了です。

6.    まとめ:SoundEngine Freeを使って色々な編集をしてみよう!

SoundEngine Freeには、音声や音楽をより高品質にするための様々な機能が備わっています。音量を均一化する、ノイズを除去する、音質を変更するなど、SoundEngine Freeさえあれば様々なオーディオ編集ができます。フリーソフトなので、誰でも手軽に使えるというのも魅力です。オーディオを簡単に多重化できるDVDFab Toolkitと組み合わせて使えば、手軽に高品質な動画を作ることができるでしょう。