現在、PC、スマホ、タブレットで利用できる動画編集アプリは数多く存在しており、どのソフトを利用していいか迷ってしまうこともあると思います。今回ご紹介する「VideoPad」は、無料で利用できる(有料版あり)高性能な動画編集ソフトで、海外でも実績のあるツールです。

VideoPad

本記事では、VideoPadの特徴や使い方、利用者の評判やメリット、デメリットなどについて解説していきます。後半では、VideoPadが利用できなかった場合の対処法についてもご紹介します。

VideoPadとは

VideoPadは海外で開発された動画編集ソフトで、Windows/Macのどちらにも対応しています。有料ソフトではあるものの、30日間の無料体験(機能制限なし)がついているので、無料期間に使い込んでから購入することが可能になっています。

日本語に完全対応しており、英語やドイツ語、フランス語など、さまざまな言語で利用することが可能です。

VideoPadの機能と特徴

VideoPad

VideoPadにはプロの動画編集と同等の機能が搭載されており、クロマキーや文字入力、合成などが簡単にできるようになっています。また、ほぼすべての動画フォーマットに対応しているため、カメラやスマホで撮影した動画はもちろん、過去に撮りためた動画ファイルやDVDから抽出した動画のファイル変換も可能です。

以下は、VideoPadに搭載されている機能です。

  • AVI、WMV、DIVX、MP4、APNG、MPEGなど、ほぼ全ての動画フォーマットに対応
  • クロマキー、360度動画の文字入れ、3D動画作成など、50以上の特殊エフェクト搭載
  • 音声や音楽をミックスして動画に挿入する、エコー、コーラスなどの音声エフェクト
  • 著作権フリーの効果音、音楽をダウンロードできるライブラリを搭載
  • 再生速度変更、手振れ補正、GIF作成、分割、トリミング、つなぎ合わせなどの動画編集
  • 作成した動画のDVD化、YouTubeへのアップロード
  • 様々なモバイルデバイスでの再生(iPhone、スマホ、タブレット、PSPなど)
  • 最大4K動画のエクスポートに対応

VideoPadの仕様・動作環境

  • 公式サイト:https://www.nchsoftware.com/videopad/jp/index.html
  • 対応OS:Windows7(32/64bit)以降Windows11対応 ・MacOS10.5以降
  • 対応言語:日本語(各国に対応)
  • 価格:マスタープラン(3か月サブスクリプション)月々999円、家庭用プラン7,499円、マスタープラン12,399円

※30日間は機能制限なしで使い放題の無料版あり

  • ・対応フォーマット(入力・出力)
  • 動画:avi, mpeg, wmv, divX, Xvid, mp4, mov, vob, ogm, H.264, RM等
  • 画像:bmp、gif、jpg、png、tif等
  • 音声:wav、mp3、m4a、mid、flac、aac、wma、au、aiff、ogg、raw、dvf、vox等
  • 出力:上記の形式以外にYouTube、Vimeo、Flickerへそのままアップロード

VideoPadのインストール方法と基本的な使い方

公式サイト:https://www.nchsoftware.com/videopad/jp/index.html

1.公式サイトにアクセスして、「無料ダウンロード」をクリックしてください。(Mac版をダウンロードしたい場合は、トップ画面右側にある小さな項目から「MacOS X版」をクリックしてください)

VideoPad

引用元:https://www.nchsoftware.com/videopad/jp/index.html

2.ダウンロードしたらインストーラを起動し、「この利用規約を同意する」にチェックを入れて「次に進む」をクリックするとインストールが開始されます。

VideoPad

3.インストールが完了し下記の画面が表示されたら、インストールは完了です。

VideoPad

次は、基本的な使い方の解説です。

動画を追加して分割

1.画面左上の「開く」で追加、もしくは左ウィンドウの「ここにファイルまたはフォルダをドラッグ」というところに動画ファイルをドラッグ&ドロップしてください。(動画ファイルによって読み込みに時間がかかることがあります)

VideoPad

2.動画を読み込んだら、タイムラインに動画ファイルをドラッグ&ドロップして、任意のポイントをクリックして分割箇所を指定します。位置が決まったら、赤枠内の「分割」をクリックすれば動画の分割が可能です。

VideoPad

動画に字幕を追加する

1.画面上メニューの「文字を挿入」をクリックして、追加したい文字エフェクトを選択し、文字を入力してファイルを追加します。

VideoPad

2.左ウィンドウに字幕のレイヤーが追加されたら、タイムライン上の字幕を追加したいポイントにレイヤーをドラッグ&ドロップします。

VideoPad

3.字幕を編集したい場合は、タイムライン上のレイヤーをクリックすることで編集が可能です。

作成した動画を出力する

1.動画編集が完了したら、赤枠内の「動画をエクスポート」→「動画ファイル」をクリックするとエクスポートの設定画面が表示されるので、任意の設定にして「作成」をクリックします。

VideoPad

2.エンコードが始まるので動画が完成するまで待ちましょう。(エンコードは非常に重い作業なので、PCによっては時間がかかる可能性があります。)

●ポイント

VideoPadで快適な動画編集を行うためには、それなりのスペックを保有したPCが必要になるため、エフェクトを多用する場合には注意してください。

VideoPadの評判(メリット・デメリット)

VideoPadを利用している人の声を元に、メリット・デメリットについて詳しくまとめてみました。

VideoPadのメリット

  • 製品版の価格が安く、有名なプロ仕様の動画編集ソフトと遜色のない編集が可能
  • 付属のエフェクト類が多く、特に音声エフェクトの種類が豊富
  • 無料でも30日間は機能無制限で利用できるので、期間限定の動画編集にもってこい
  • スペックの低いPCでもまともな編集ができる

VideoPadは、プロ仕様の動画編集を安価で利用できるという点がメリットだという意見が多かったようです。また、無料版でも30日は無制限で利用できるという点も評価が高いようです。

VideoPadのデメリット

  • 旧型は安定していたが新バージョンが全く安定していない
  • 30分以上の動画編集で必ず落ちる(クラッシュ)
  • 環境によってはアンインストールできずエラーが起きる
  • 有料版でもフリーソフト以下の機能と安定性

VideoPadを利用する際の注意点

VideoPadは無料体験版をインストールしたまま有料版をインストールした際に、バグや不具合に見舞われることがあるため、有料版を利用する際には無料版をしっかりアンインストールする必要があります。また、バージョンによって安定性が異なるため、安定している現行バージョンか、無料版をしっかり使い込んでおくほうがいいでしょう。

VideoPadが利用できない場合の対処法

VideoPadが起動しない、安定して利用できないという場合のために、今回はDVDFab社が販売している「Video Editor」を使う方法をご紹介します。
Video Editor」は、プロ仕様の機能を備えた動画編集ソフトで、30日間無制限利用可能な体験版がついているので、VideoPadの代わりとしておすすめです。

Video Editorは初心者でも扱えるプロ級のwindows向けの動画編集ソフト、人気のあるYouTube動画みたいに編集技術がすごい動画の制作に役に立つでしょう。独自のテキストやエフェクト、BGM、効果音、もしくは録音してナレーションを追加することにより普通の動画を魅力的に見え、映画やドラマに見える効果があります。魔法みたいに強調や大げさの形式で人に動画の魅力を感じます。

また、このビデオエディターはほとんどの機能が無料で利用できますが、ロゴが入っています。透かしを解消するには有料が必要となります。

Video Editorの特徴

VideoPad

  • プロ仕様の動画編集機能(複数トラック編集、分割、クロップ、フリップ、ミラー、回転、速度調整)
  • 豊富なトランジション、特殊エフェクト(光、雨、モザイク、クロマキー、フリーズフレーム)
  • 音声からテキスト変換(逆も可能)
  • オーディオ録音、編集、動画から音声の抽出
  • オンラインでエフェクト類を追加できる
  • GPUアクセラレーションによる編集作業の効率化

使い方について詳しく知りたい場合は、Video Editorで動画を編集する方法を参照してください。

次のボタンをクリックしてVideo Editorを無料ダウンロードしましょう。

Video Editorの仕様環境

  • 対応OS:Windows7以降(32/64bit)のみ
  • 対応言語:日本語
  • 公式サイト:https://dvdfab.org/Video Editor-video-editor.htm
  • 価格:無期限版11,799円(30日間すべての機能を無料で利用できる無料版あり)
  • その他:30日間返金保証あり、別のソフトと組み合わせてProを購入したほうが安い。

Video Editorを利用するメリットと注意点

Video EditorはWindowでしか利用できないものの、豊富な機能や頻繁なアップデートによって動作は安定しており、VideoPadが利用できない場合には強い味方になってくれると思います。また、GPUアクセラレーションを利用することで編集作業を快適することができるので、PCによってはVideoPadよりも快適になる可能性があります。

ただし、使い勝手や利用方法が異なるので、あらかじめ無料体験版を使い込んでから購入を検討することをおすすめします。

購入Tips

Video Editorは1年版(7079円)と無期限版(11799円)に分け、無期限版を購入したほうが得になります。
しかし、もっと経済的なのは、Video Editorと別の2ツールからなるDVDFab動画変換Proを購入することです。組み合わせソフトといっても、セール・キャンペーンでその無期限版は単品の無期限版より安いこともありえます。

例えば、「クーポンコード:VCPR30」で期間限定30%OFFでDVDFab動画変換Proの無期限版を入手可能、割引後の価格はただ10029円です。

現在2日期間限定セール中、それ以上35%の割引が可能、つまり最後Video Editorと別2ツールの組み合わせを手にするには、ただ6519円です!!購入しないと損になるでしょう、ぜひお見逃しなく。詳しくはセールページへどうぞ。

まとめ

今回はVideoPadの使い方と評判と使えなかった場合の対処法について、詳しく解説させて頂きました。今回の記事を以下にまとめました。

  • VideoPadはプロ並みの編集が可能なものの、バージョンによっては安定しない問題がある
  • 利用する際は有料版を購入するのではなく、無料版を使い倒してから検討するべき
  • VideoPadが利用できない場合は、安価で高性能なVideo Editorが非常におすすめ

どのツールでも言えることですが、無料体験版があるものに関しては、無料版を使い倒して自分に合っているかをしっかり見極めるようにしましょう。いきなり有料版を購入してしまうと、後から後悔することが多くなってしまうかもしれません。

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