1. iPhoneのアプリをiPadに移す前にやっておきたいこと

iPhoneのアプリをiPadに移す前に、絶対にやっておきたいことがあります。そのやっておかなければならないことを無視して実行してしまうと、状態によっては深刻なエラーを起こしてしまいアプリ自体が破損して使えなくなるリスクがあるからです。iPhoneのアプリをiPadに移す前にやっておきたいことの内容は、「OSのバージョンをiOS9以降にアップデートする」と「アプリを最新バージョンにする」ことです。

1.1 OSのバージョンをアップデートする

iPhoneのアプリをiPadを含めたほかの端末に移す場合、この移行機能が使えるのはiPhoneのOSのバージョンがiOS9以降からです。このiOS9以前のOSのバージョンで実行すると、ほかの端末に移行するためのプログラムがないためアプリが破損する恐れがあります。

そのためiOS9以前のOSのバージョンを使っているのであれば、iPhoneの公式ホームページにアクセスをしてOSのバージョンをiOS9以降にする必要があります。

1.2 アプリを最新バージョンにする

iPhoneのOSのバージョンをiOS9以降にできたら、今度は所有しているアプリも最新のバージョンにアップロードすることです。アプリも最新機種のプログラムに対応するために、開発企業が定期的に新規のプログラムを作成して配信しています。

もしアプリが古いバージョンだと、その新しい起動プログラムに対応していないので移行した後に作動しなくなる場合があります。

アプリを新しいプログラムに更新するには、ネットにつないだらアプリを配信しているソフトショップにアクセスします。ショップのホーム画面に入ることができたら、画面左下の「Today」を選択して専用ページに入ります。

専用ページに入ることができたら、今度は画面右下にある人という漢字に似たマークを選択します。このマークを選択するとその中にアップロードという項目があるので選択すると、「個別のアプリをアップロードする」もしくは「すべてのアプリをアップロードする」が表示されます。

時間はかかりますがすべてのアプリを安全に移行することが目的なので、「すべてのアプリをアップロードする」を選択することですべてのアプリを最新バージョンにアップロードできます。

この2つのことができたら、iPhoneのアプリをiPadに移すための下準備は完了です。

2. 実際にiPhoneのアプリをiPadに移してみよう

アプリのほかの端末への移行はパソコンを経由して行う方法が一般でしたが、現在はパソコンなしでもiPhoneのアプリをiPadに移す方法が確立されています。そのパソコンなしでiPhoneのアプリをiPadに移すには、「同期ソリューションを使用して移行する」「iCloudを使用して転送する」の2つです。

2.1 同期ソリューションを使用しiPhoneのアプリをiPadに移行

アプリの移行で、一般的な方法として利用されるのが同期ソリューションを使用して移行する方法です。iPhoneとiPadのOSは同じ企業が作っているので、iPhoneの利用データはiPadにも使用することができます。まずiPadを起動したら、iPhoneで登録していたIDとパスワードを入力してアカウントログインをします。アカウントログインに成功したら、アプリストアにアクセスをして使用履歴を選択します。

使用履歴を選択すると、iPhoneで使っていたアプリ情報が掲載されているのですべてにチェックを入れて再ダウンロードをするだけで利用することができます。

2.2 iCloudを使用しiPhoneのアプリをiPadに転送

iCloudはオンラインストレージサービスであり、最初の5ギガバイトまでは無料で使えるので便利です。使い方はとても簡単で、iPhoneを起動したら設定をタップし、その中にiPhoneのサインイン機能があるので事前に登録しておいたIDとパスワードを入力してログインをします。

アカウントのログインに成功したら、iCloudのアプリを起動しホーム画面の上部分に自分のアカウント名が表示されていれば利用することができます。

利用ができることを確認したら、iPhoneのアプリにチェックを入れてiCloudにバックアップをします。iCloudにバックアップができたら、今度はiPadを起動してIDとパスワードを入力してログインをします。iPadのiCloudアプリを起動し、その中にあるiCloudバックアップをオンにします。最後にiCloudから、iPhoneのアプリをiPadに移すだけです。

大量の音楽やゲームアプリデータを転送するのであれば、パソコンが必要になりますが「iTunesを使用して転送する」方法があります。

2.3 iTunesを使用してiPhoneのアプリをiPadに転送

iTunesを起動したら、所有しているパソコンをiPhoneをUSBデバイスもしくは無線通信を使って接続をします。接続が成功すると、iTunesの画面の中にデバイスマークが表示されます。デバイスマークが表示されたらファイルの共有を選択すると、次にiPhoneから転送するという項目があるので選択するとパソコンとiPhoneが同期します。

同期が成功したらiPhoneを切断し、iPadとパソコンをつなぎます。iPad側の画面にユーザーという文字が表示されるのでクリックすると、画面に iPadからを転送するという項目があるので選択するとパソコンとiPadが同期します。同期が成功したら、itunesからiPadへ情報を転送するだけです。

3. iPhoneとiPadの間でアプリを共用するメリット

不具合への対処を除いてiPhoneとiPadの間でアプリを共用することで得られるメリットは、「デバイス間のファイル編集」と「バッテリーの節約」と「有料サービスの共有」と「紛失時の対処」があげられます。

3.1 デバイス間のファイル編集

iPhoneとiPadの間でアプリを共用することで、メモ機能やカレンダーなど編集がしやすいことです。定期的に内容を変更しなければならないアプリを利用していた時に、iPhoneとiPadの間でアプリを共用することで同じ内容を扱うことができます。

3.2 バッテリーの節約

片方の端末だけで様々な作業をしてしまうと問題になるのが、バッテリーの消耗を大きくしてしまうことです。そこでiPhoneとiPadの間でアプリを共用することによって、片方の端末の電源を落としておくことで消耗を抑えることができます。

3.3 有料サービスの共有

iPhoneとiPadの間でアプリを共用することで、動画サイトなど有料サービスを同時に使うことができます。

3.4 紛失時の対処になる

iPhoneとiPadの使用者にとって最悪のリスクが、外出時に持っていったときにどちらかの端末を紛失してしまうことです。そのままだと中身のデータが抜き取られてしまう恐れがあるため、そこでiPhoneとiPadのアプリを同期することで大切な情報にロックをかけることができます。

4. 映像データを利用したいときの注意点と対処法

iPhoneのアプリをiPadに移す方法を紹介しましたが、このときに動画など映像データを移すときに注意することがあります。映像データを再生するときに、使用している端末に映像データを再生するために必要な動画形式がプログラムされていないと再生できないためです。

例えばiPadは処理能力が高いため、高画質で再生ができるMPGやMKVなどを再生することができます。しかしパソコンよりも容量が少ないスマートフォンでは、MPGやMKVといった再生方式に対応していないことが多いです。

ただ再生方式自体が山のように種類があるため、iPadにも対応していない動画形式がある場合もあります。映像を映したときに視聴できないという事態を避けるために、やはり映像データをMP4など多く利用されている方式に変更するのがおすすめです。

そんな動画形式の変更をするためには専用ソフトが必要となりますが、今回はDVDFabから販売がされている「DVDFab 動画変換」を紹介します。

DVDFabはDVDFab12やダウンローダーなど数多くの編集ソフトを開発している企業ですが、DVDFab 動画変換は動画形式の変更や編集そして動画サイトへのアップロードなど様々な機能をこの一枚で行うことができる便利なソフトです。

DVDFab 動画変換は、あらゆる動画を目的の動画・音声形式に変換できて、数多くの入出力に対応した非常にパワフルな動画変換ソフトとして、iPhoneに保存する動画・音声ファイルを他のデバイスで再生するよう変換できます。

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DVDFab 動画変換を使えば、iPhoneのアプリをiPadに移す同時に、動画ファイル、音声ファイルなどのよく使われるメディアでも簡単に転送できます。

iphoneのアプリをipadに移す

アプリデータを転送するアプリも活用しよう

5. まとめ

iPhoneのアプリをiPadに移行する際に注意してほしいことは、すべてのアプリ内で活用しているデータを転送することはできないことです。転送できないデータは、連絡先や通話履歴や音楽そしてSMSなどのメッセージ機能です。これらの一部のデータまで転送をするためには、iPhoneそしてiPadの双方にアプリストアから無料でダウンロードができるFoneTransを入手する必要があります。