1. Easeus Todo Backup Freeとは

easeus todo backup free

Easeus Todo Backup Freeは、指定したドライブやパーティションのクローン作成及びフォルダやファイルのバックアップが可能な無料のソフトです。さらに、バックアップイメージからドライブやパーティションなども復元できるリストア機能までついていますので、ファイルの破損やハードディスクの故障などのトラブルからの復旧がしやすくなります。

なお、ハードディスクそのものが破損した場合にはクローンのディスクと入れ替えるのが有効ですが、単にソフト上の問題でパソコンが起動しなくなった場合には、正常なデータをインストールするだけで復元が可能です。このソフトを使うことでCDやDVDなどに分割してシステムを保存することができ、単体でブートが可能になります。

なお、バックアップの際は保存先に十分な空き容量があれば問題ありませんが、クローンの場合にはディスクの種類や容量に制限がかけられることも少なくありません。しかし、このソフトを使えば元のディスクと同じ、もしくはそれ以上の容量を持つHDDやSSDであれば、ストレージの種類を問わず保存することが可能です。例えば、内蔵HDDのクローンをSSDで作成し、入れ替えをすることでこれまでと同じように動作するだけでなく、処理速度を向上させることも可能です。

また、ファイルだけでなくシステムバックアップもできます。これはディスクやパーティション、システムの起動に必要なシステム予約済み領域やEFIシステムパーティションなどをバックアップして、システムの起動が可能なバックアップファイルを作成する機能です。一つの物理ドライブ内に複数のドライブがある場合でも、まとめてバックアップすることができます。

2. Easeus Todo Backup Freeの使い方

Easeus Todo Backup Freeは多機能なソフトですが、使い方は比較的わかりやすいです。まずはEaseus Todo Backup Freeをダウンロードしてください。

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2.1  Easeus Todo Backup FreeでDVDをバックアップと復元

ホーム画面でバックアップのタブを開き、どのバックアップを行うのか選択します。システムバックアップはCドライブや起動システムのバックアップで、異なるドライブに保存しなければなりません。保存先を選択して先へ進めば、自動的にバックアップがスタートします。作業が終了すれば、拡張子が.pbdのイメージファイルが保存先に出てきます。

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ディスク・パーティションのバックアップは複数のドライブを一度にバックアップすることが可能です。作業内容は同じですが、軌道に必要なシステムだけでなく、データも含めてすべてのバックアップを取りたい場合にはこちらを使いましょう。

復元はホーム画面から復元のタブを開き、どのタイプのバックアップなのかを選択します。復元したいファイルの保存先を指定して先へ進めば、イメージファイルからの復元が可能です。

2.2  Easeus Todo Backup Freeでクローン

クローンは行う前に、バックアップをしておいた方が無難です。ホーム画面からクローンのタブを開き、ディスククローンかパーティションクローンを選択しましょう。前者はディスク全体、後者はディスクの一部のみのクローンを作成します。コピー元とコピー先のドライブを指定して、オプションも必要に応じてチェックします。「SSDに保存する場合はSSD用に最適化」にチェックを入れましょう。

セクタバイセクタはコピー元と全く同じクローンを作成する機能ですが、空白があるセクタや不良セクタまでそのままコピーされます。破損した後のドライブでクローンを作成するときなどは注意しましょう。

2.3  DVDやブルーレイの復旧をしたい場合代替できるソフト

Easeus Todo Backup Freeは、ストレージのバックアップやクローン作成に便利なソフトですが、無料版ではDVDやブルーレイのデータを復旧することはできません。また、ディスククローン機能も無料版には搭載されていないため、他のソフトを使う必要があります。

DVDやブルーレイソースのデータを復旧したいのであれば、DVDFab データ復元 for DVD & Blu-rayがおすすめです。

DVDFab データ復元 for DVD & Blu-rayはイメージ化されているISOファイルなどのデータをスキャンして、破損や不完全な構造ファイルなどが見つかった場合には自動的に修復する機能を持っています。スキャン方法も短時間で頻繁に行えるクイックスキャンや徹底的にエラーを検索するディープスキャン、気になる箇所だけを検索するカスタムスキャンから選ぶことが可能です。

修復対象となるのは、ディレクトリ不足などのファイル構造が不完全になっているエラーやindex.bdmv、再生リスト、clipinfファイルなどのインデックスファイルなどの問題で再生できなくなる情報エラー、特定のm2tsやvobファイルのトラブルによるビデオ再生エラー、Java保護が削除されていないBDJ Java保護エラー、インデックス.ifoファイルの問題で再生ができないIFOファイルエラーなどです。

このソフトだけでディスクに関するさまざまなトラブルに対処できますので、ディスクの劣化が始まる前にバックアップを取っておくことはもちろん、こちらのソフトのインストールを済ませておきましょう。

DVDFab データ復元 for DVD & Blu-rayの使い方は以下の記事を参考にしてください。

https://dvdfab.org/blu-ray/media-recover-blu-ray.htm
https://dvdfab.org/dvd/summary-of-crc-error.htm
https://dvdfab.org/dvd/recover-corrupted-dvd-data.htm

3. DVD/ブルーレイのコピーやクローンに代替できるソフト

それに、同じ会社のDVDFabとしては、DVDの6つコピーモードでコピーガード解除可能な自由度高いコピーソフトのDVDFab DVDコピーや、DVDデータを抽出してMP4などの一般動画形式に変換できるDVDFab DVDリッピングもリリースしてきました。

DVD/ブルーレイデータに処理する必要なら、DVDFabの製品シリーズがちゃんとあなたのニーズを満足してくれます。全てのソフトも30日間の無料全機能体験チャンスをご提供するから、気軽にご自分で下記のボタンをダンロードして使ってみてくださいね。

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豆知識:バックアップとクローンの違い

バックアップとクローンは、どちらもハードディスクの複製を作成するという点では同じです。ただ、作成方法や使用目的は大きく異なっています。

特定のファイルを複製することをコピーといいますが、バックアップは必要なファイルを一括して複製することです。また、コピーは他の場所に全く同じファイル形式で複製を作成して保存しますが、バックアップの場合は複数のファイルをまとめて一つのイメージファイルとして作成し、保存します。何らかの事情でファイルが破損したり無くなったりした場合には、このイメージファイルからデータを復元することになります。

一方、クローンは単なるファイルだけでなく、パソコンのシステム自体を複製したものです。パソコンに内蔵されているハードディスクを丸ごとコピーやバックアップしたとしても、データが取り出せるだけでパソコンそのものを立ち上げることはできません。

しかし、クローンではソースハードディスクやパーティションごと全く同じ状態を作成することができますので、内蔵HDDやSSDを入れ替えればクローンを作成した時と同じ状態でパソコンを起動することが可能です。システム情報やハードディスクのフォルダー構造なども含まれていますので、違和感なく使用できるでしょう。

バックアップは比較的手間が少なく、要する時間も短いので、頻繁に行って最新のファイルをコピーすることがほとんどです。一方、クローンは作成に時間がかかりますので、それほど頻繁に作業をすることはありません。万が一システムドライブが故障した場合には、クローンのドライブと入れ替えてパソコンを起動して、バックアップファイルを復元して元の状態に戻すのが一般的です。

用途としては、不測の事態によるファイルの消失に備えるのがバックアップ、内蔵システムドライブの故障に備えるのがクローンと考えておくと良いでしょう。

まとめ:パソコンの万が一に備えられるソフト

このように、Easeus Todo Backup Freeを使えば単なるデータのバックアップだけでなく、内蔵HDDやSSDが故障した時でも対応できるクローンを簡単に作ることが可能です。ディスクのバックアップに関してはDVDFab データ復元 for DVD & Blu-rayを使用する必要がありますが、用途に応じて使い分けることで、万が一に備えることができるので、ぜひ導入しておきましょう。